2013年1月27日日曜日

ふるさと

2013.01.20 Sunday   
 

「ふるさと」




17日に新潟のNHKテレビで、佐渡の保養センター「へっついの家」に
保養と家直しにきていた福島の中学生M君の放送がありました。
新潟の放送なのでまだ見ていませんが、佐渡の仲間からはとっても良かったとの
コメントをもらいました。

放射能から身を守るための保養にきているという紹介だったので、
少しは福島の状況は伝わったかもしれません。

佐渡の「へっついの家」は築100年の古民家で、五右衛門風呂やかまどなど
なつかしいふるさとの匂いがする家です。
そんなことを思い「ふるさと」という詩にしてみました。
良かったらお読みください。
ふるさと
 

ふるさと    2013.1.18


おとうさんは 岩手の 平舘

小学校が 前にある

おかあさんは 横浜の
細谷戸 県営住宅で 
近くに 米軍基地がある

兄ちゃんたちは 引っ越して
今じゃ 二本松がふるさとだ

避難した先 米沢は
おまえの ふるさとになるだろか


ふるさとには戻れない 
だから ください 仮のまち


押し寄せる 原発難民の群に
避難者は出て行け の 落書き
壊された 高級車の窓ガラス
分 相応にしろよ ひとり10万も もらってよお


何があったか 知らないが
何を恐るか 知らないが
いかる相手がちがうだろ


わたしにとって ふるさとは 
あったかな まなざしと
ささえる 仲間のいるところ

マスクをはずして
思いっきり 空気が吸えるとこ


わたしにとって ふるさとは
懐かしい未来に つくるとこ







 http://jhony-message.jugem.jp/?eid= より転載

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